冬の季節、コタツに入りながら座椅子に体を預け、読書やスマホ、テレビ鑑賞。
ときには気持ちよくうたた寝をしてしまう…。
そんな時間は、心も体もゆるむ最高のリラックスタイムですよね。
しかし—。 「その座椅子、実はあなたの身体に負担をかけているかもしれません。」
本記事では、当院でも相談が多い “座椅子が原因で起きる姿勢の悪化や痛み”について、 使い方・身体への影響・対策まで分かりやすく解説します。
■ 頭を支えられない座椅子は危険?その理由とは
座椅子はとても便利なアイテムです。 ですが、すべての座椅子が身体に優しいわけではありません。
注意が必要なのが、 背もたれが「背中まで」しかないタイプの座椅子です。
このタイプの座椅子に寄りかかった状態で、 頭が宙ぶらりんになっている方をよく見かけます。
すると何が起きるのか? たった1つの理由で、首や背中に大きな負担がかかります。
◆ 理由①:頭の重さを“首だけで支える”ことになる
人の頭は約4〜6kgあります。 これは大きめのボウリング球と同じくらいの重さです。
本来であれば、この重さは「背骨全体」で支えるものですが、 頭を支える背もたれがないと、
首の前側の筋肉が常に緊張してしまい、負担の90〜100%を首が背負う
という状態になります。
◆ 理由②:リクライニングから身体を起こすと“猫背+ストレートネック”が完成する
リクライニング姿勢から首の力だけで体を起こそうとすると、
- 背中が丸まる(猫背)
- 頭が前に出る(ストレートネック)
という歪んだ姿勢が作られてしまいます。
この姿勢を「毎日」「長時間」続けていると、 身体はその姿勢に適応し、 骨格そのものがゆがんだ状態で固まってしまうことがあります。
■ 猫背・ストレートネックが引き起こす症状とは?
座椅子による姿勢崩れは、首だけの問題ではありません。 時間の経過とともに、身体のあらゆる場所に不調が広がっていきます。
- 首肩こり
- 頭痛
- 背中の張り・痛み
- 腰痛
- 手のしびれ
- 眼精疲労
- めまい・ふらつき
- 顎関節症
- 巻き肩
特にストレートネックは「現代病」とも呼ばれ、 スマホやパソコンに加えて座椅子の使い方が拍車をかけることがあります。
つまり、座椅子は悪者ではありませんが、 “使い方によっては強い負担になる”ということです。
■ 今日からできる!座椅子の正しい使い方
では、座椅子を「身体に優しいアイテム」にするためにはどうしたらいいのでしょうか?
◆ ① リクライニング角度は“鈍角”に
深く倒しすぎると頭を首で支える形になるため、 角度は浅め(鈍角)に設定するのがおすすめです。
◆ ② 背筋を伸ばしやすい角度に調整する
背中が丸まりすぎないよう、 「自然と背筋が伸びる角度」を見つけてください。
◆ ③ 腰にクッション or タオルを入れる
腰が疲れる・痛くなる方は、 小さめのクッションや丸めたタオルを当て、 腰を支えて骨盤の倒れ込みを防ぐようにします。
■ 痛み・しびれ・慢性的な不調の原因の約8割は“姿勢”にある
よもぎ鍼灸整骨院に来院される患者さまの多くが、 「原因不明の慢性痛」や「しびれ」「姿勢の崩れ」に悩んでいます。
しかし実は、 痛みの大半は姿勢悪化 → 骨格のゆがみ → 筋肉・神経への負担 という流れで起きています。
つまり、根本改善のカギは 骨格(背骨・骨盤)を正しい位置に戻すことです。
よもぎ鍼灸整骨院では、
- 猫背・ストレートネックを整える
- 背骨・骨盤のゆがみを改善する
- 全身のバランスを取り戻す施術
を通して、 身体の土台から根本改善へ導く施術を行っています。
■ 姿勢を整えた後は、“維持する方法”が大切
姿勢が整っても、日常生活のクセで戻ってしまう方が多いです。 そこで当院では、
- 正しい座り方
- 骨格をキープするストレッチ
- 軽い運動の指導
などもお伝えし、 「繰り返さない身体づくり」をサポートします。
通院を続ける必要がない状態を目指すこと。 これがよもぎ鍼灸整骨院の考える“本当の根本改善”です。
■ 最後に:痛みやしびれのない生活を手に入れましょう
座椅子は悪くありません。 悪いのは “姿勢が崩れる使い方” です。
もし今、
- 首肩こりが続いている
- 頭痛が増えている
- 背中や腰の痛みが繰り返す
- 手のしびれが気になる
そんな方は、座椅子の使い方が原因になっている可能性があります。
そして、その姿勢の崩れを整えることで、 あなたの身体は大きく変わります。
よもぎ鍼灸整骨院では、 あなたの身体に合った根本改善の施術をご提案し、 痛みのない快適な毎日へ導いていきます。

